下京区丹波口エリアで股関節痛でお困りの方へ

2023年10月28日

歩いている時や階段の昇り降り、ランニングなどのスポーツをしている時や出産後で股関節が痛くなる経験はございますか?

今回は股関節が痛む原因などをご紹介します。

🟠股関節の仕組み

 股関節は足の付け根にあり、骨盤と大腿骨(足の付け根から膝までの骨)を連結させている関節の事を言います。

 『寛骨臼(骨盤)』と『骨頭(大腿骨)』で連結された部分は、足を前後左右様々な動きに対応できるよう、球体になっています。また、骨同士が直接接触しないよう、骨と骨との間には「軟骨」と呼ばれるクッションのような組織があり、それによって足がスムーズに動けるような仕組みをしています。
股関節の痛み多くは、この軟骨が何らかの理由によってすり減ることで痛みや可動域の制限などが生じると考えられています。

🟠股関節が痛む原因

⚫︎オーバーユース(使いすぎ)

 スポーツなどによって股関節を使いすぎる事により、関節部分に炎症が起きて痛みが出る場合があります。日常生活でも股関節に負担のかかる動作によって痛みが多く見られる場合もあります。

⚫︎姿勢の悪さ

 猫背や反り背などの姿勢が骨盤のゆがみを起こし、股関節に負担をかけて痛みが出ることがあります。

⚫︎加齢

 年齢を重ねると筋肉が硬くなり、更に筋力低下が起こり股関節への負担が大きくなって軟骨がすり減り、股関節痛を発症するケースがあります。

⚫︎股関節の変形

 生まれつき股関節の骨の形に異常がある『臼蓋(きゅうがい)形成不全』や、幼少時の育児習慣などが原因で起こる『発育性股関節形成不全』が影響しています。

⚫︎肥満・体重の増加

 股関節には歩く時に体重の約3倍もの負荷がかかると言われています。

そのため、肥満体質の方は股関節への負担が大きくなり、痛みの原因に繋がる為食生活や運動を心がけて適正体重をキープしましょう!

🟠女性に股関節痛が多いのはなぜか?

 女性は生まれつき骨盤のくぼみが浅く、年齢を重ねるたびに股関節に変形が生じやすいからだと考えられています。

ただし、20代・30代の若い世代の女性にも発症するケースも少なくなく、この場合立ち仕事をしている事や姿勢不良による股関節への過度な負荷が原因であると考えられます。

🟠股関節痛の対処法

1️⃣適度な運動をする

痛みがあるとどうしても動かなくなってしまうことが多くなり、股関節周辺の筋肉が衰えてしまいます。
なるべく関節に負担をかけないよう、筋肉を鍛えるようにしましょう。

筋肉は関節への負担や衝撃を和らげてくれる為、痛みの緩和や症状の進行を抑制する効果が期待出来ます。

ウォーキングでも良いですが、浮力の影響で関節の負担が少なくて済むプールでの水中歩行もおすすめです!

加えて股関節周辺の筋肉を鍛えておく事は、股関節症の予防の観点からも効果的だと言われています。

2️⃣ ●股関節への負担を減らす

日常生活の中で股関節にかかる負担を減らす工夫をすることも大切です。
肥満の場合はそれだけで股関節や膝などにかかる負担が大きいため、減量するように努めましょう。

また、低い位置からの立ち上がりには負担がかかるため、寝具・椅子・トイレは日本式よりも洋式🚽の方が負担が少なくなります。

普段履いている靴もクッション性のあるスニーカーに変える事が望ましいです。

⭐️股関節痛の予防としてストレッチもご紹介します!

股関節のストレッチ❶

⑴右足のみ立膝をつき前方に体重をかけた状態で、左の足を後方に伸ばし10秒ほどキープします。

⑵その後、反対側の足に替えて同様に10秒キープします。足を伸ばす時には深呼吸をしながらキープするのがポイントです♪ 

痛みを感じる場合は無理をせず、徐々に体重をかけるように行いましょう。

股関節のストレッチ❷

⑴床に座った状態で両足を開き、左右の足の裏を合わせます。

⑵深呼吸をしながら足を体に引き寄せるようにして20秒ほどキープします。

この時、背筋を伸ばしながらキープする事を心がけましょう!

もし股関節が固く、座った状態で足裏を合わせられない場合は、仰向けに寝た状態でストレッチをしてみてください👍

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